FM GENKI ラジオ診察室  第12回「かかりつけ医」 2006年11月11日放送

・ 今回で12回目です。いろいろなお話を聞いてきましたが、病院に行くきっかけを考えるように
 なりました。ただ、どの病院に行ったらいいのか、症状によってどの科に行ったらいいのか、医師に
 こんなこといってもいいのかな、などいろいろ気にしてしまうことがありました。
――あんまり気にしなくていいと思います。
   私は内科ですので、いわば「かかりつけ医」といえるゲートキーパー(入り口)として、いろいろな
   病気のきっかけや病状を聞かせてもらって、また質問をしたり、会話をしたりして、どこの病院、
   またはどこの科に行ったらいいかを判断することも仕事ですので、遠慮なくどんどん言って
   もらえたらと思います。

・ 病院ではいままでの病歴や現在の病状の質問がありますが(問診)、病気でしんどいときに
 答えることはたいへんだったりするのですが・・・。
――たとえば風邪のとき、いままでの病歴や今の風邪でいつからどんな咳が起こっているかなど、
   同じ風邪といっても、風邪の症状によく似ている肺がんなど恐い病気もありますので、状況を
   すばやくチェックするために問診票を用いて、患者さんにも無理なくお願いするように工夫して
   います。

・ なんでも話ができて、痛いところも全部言える医師がいるというのはいいですね。
――医師は病気を治したり、医療や介護を必要としている方に情報を提供するのが仕事ですので、
   なんでも言ってもらえたほうがよりいい仕事ができます。医師というのはみなさんの体や病気に
   ついてアドバイスをするメンバーの一員であり(看護師さんなどほかにもたくさんのメンバーが
   います)、そのなかでも医師は患者さんに直に接する最初の入り口のようなものなので、
   いろんなことについてコミュニケーションをとって、信頼関係があるなかで、なんでも聞いて
   いただけたらと思います。

・言いたいことはメモしてから病院へ行ったり、言いたかったことやしんどかったことを聞いてもらえたら、
 少し楽になれるかもしれませんね。
――「病気」は「病は気から」を書きます。患者さんと医師のコミュニケーションがとれたら、
   それで直ったとおっしゃる患者さんもいらっしゃるくらいです。どんどん診察室へ来てお話して
   いただきたいと思います。



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