当院ではではデュピルマブ(デュピクセントR)による治療を行っております
デュピクセントR(デュピルマブ)とは?
デュピクセント®(一般名デュビルマブ(遺伝子組換え):ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体製剤)が、重症・
難治性の気管支喘息に対して適応追加承認されました。すでに重症アトピー性皮膚炎に対して使用されていますが、
アレルギー性慢性炎症の病態において両者の共通する点は多く、Th2サイトカインであるIL-4/IL-13のシグナル伝達を
阻害することにより、新たな治療効果が期待されます。
投与ができない方
以下に該当される方は投与ができませんのでご注意ください。
適応外のアトピー性皮膚炎の方、妊婦・授乳中の方、感染症(寄生虫感染を含む)の治療中の方、高齢の方、小児
①既存の治療で効果が不十分な中等症~重症の成人アトピー性皮膚炎患者
②15歳未満の方
③多額の費用が負担できる方、あるいは何らかの補助が受けられる方
④月に2回の通院が可能な方
※自己注射が可能になりました。(後述)
⑤外用治療も併用できる方
デュピクセント®の主な副作用「注射部位反応」について
・デュピクセント®を注射した部位に、赤み、腫れ、かゆみなどの症状(注射部位反応)があらわれた場合には、すみやかに主治医または看護師、薬剤師にお伝えください。
自己注射について
今までは、通院による治療のみでしたが、2019年5月より医師の判断の下、患者さんご自身が注射を行う「自己注射」も
可能となりました
。
自己注射のメリット
通院にともなう時間的な制約や負担が軽減でき、ご自身のスタイルに合わせて治療することができます。
通院日を調整できるので、仕事や旅行などの活動範囲が広がります。
治療費の負担が大きく軽減されます。
※通院は喘息のコントロール状況にもよりますので、先生にご相談のうえ設定してください。
当院でも、自己注射に向けた外来指導を始めており、
デュピクセント®(一般名デュビルマブ)に関して、高額療養費あるいは自己注射について相談の希望がある方は、是非ご相談ください。